八幡祭

祭りの構成

社伝によれば、日牟禮八幡宮本殿の南側に祀られる大島神社がその地主神で、正暦2年(991)に八幡神を宇佐八幡宮から勧請、その後、帰属した船木郷と両郷の鎮守として推移したと伝えられています。

八幡祭における上之郷が大島郷、下之郷が船木郷とされ、幕末までは、祭礼行事のひとつとして上之郷が大島社に対して行う神事があり、特に「大島祭」と称していたようです。

現在は上之郷(市井、多賀、北之庄、鷹飼、中村、宇津呂、大林、土田)と下之郷(船木、小船木、大房、南津田)十二郷の祭りとされています。

祭りの日程と概要

今日の八幡祭は、4月14日(宵宮祭り・松明祭り)・15日(本祭り・太鼓祭り)・16日(間日・須寺渡り)があります。

14日は午前中に大松明結い、昼から子ども松明の奉火、19時より神役太鼓が宮入り。20時からまず上之郷の松明が、その年に定められた順に火が放たれ夜空を焦がします。上之郷の村々の奉火を終えると下之郷の松明に火が点けられます。なかでも大房の松明は、寝かせた状態で持ち込み、30度ほど起こした状態の時に松明に火を点けます。若衆が火の粉をかぶりながら竹で突き上げつつ松明を起こしていく姿は勇壮で、男らしさを感じさせられます。

現在では、空に向かってそびえるような大きさの松明もありますが、もともとは片手で揚げれるような大きさでした。祭りが継承されていくなかで、見物客への期待に応えようとしたり、郷の気勢を表そうとしたりして次第に大きくなっていったようです。過剰な競争が住民同士のトラブルを招き、江戸時代には京都町奉行所に訴えがおこされることもありました。よって、松明の大きさは、ヨシの大きさ程度に自粛するようにと度々申し渡されています。また、太鼓についても同様で、次第に大きなものを調えていったと伝えられています。

15日は10時から例祭、14時30分から太鼓渡り宿入り、16時から大太鼓の渡りが行われます。この渡りも昔からの決まった順番で宮入りしますが、雨天の場合は、代渡りと称し役員と代表者で太鼓なしの渡りの時もあります。また、鳴らされる太鼓の打ち方は各郷に伝わるものとされています。